みなさん、こんにちは。
本日も「函館をたしなむ」へようこそ。
先日、函館港イルミナシオン映画祭が開催され、参加してきました。新型コロナの影響で規模を昨年から縮小していますが、今年も映画愛を感じられる映画と映画祭を3日間に渡り満喫してきました。
それでは、いってみましょう!
函館港イルミナシオン映画祭 概要
開催日時 | 2021年12月3日(金)~12月5日(日) |
会場 | 函館公民館 地図→函館市 公民館 – Google マップ |
駐車場 | 会場近くに用意あり |
- チケット
- 上映スケジュール
函館を舞台にした作品「オー・ド・ヴィ」から始まり、日韓の国境を越えた人間同士の交流を描いた作品「アジアの天使」で幕を閉じた函館港イルミナシオン映画祭でした。
すべての作品を鑑賞したわけではないのですが、拙い個人の感想をを綴ります。
オー・ド・ヴィ(2002年)
函館山ロープウェイ・函館タクシープレゼンツ「シナリオ大賞」第5回グランプリ作品です。若かりし日の松重豊氏が出演されているのに注目してしまいました。20年近く前の作品となると、函館の街並みの懐かしい様子が映っていて、昔そういえばあったよな~なんて思う方も多いのではないかなと思います。制作時の様子として語られた函館駅前の電車道路を通行止めにして撮影していたなんて、とても熱意を感じました。
シュシュシュの娘(2021) 公式サイトはこちら。
何だかヘンテコな映画のようにみせて、蝶のように舞い、蜂のように刺す。真っ向から挑まないように見せかけて、でもしっかり急所を突くような酔拳のような作品でした。移民排斥、改ざん、差別など日本の黒い部分と、娘・その祖父、そして祖父を慕う男が命をかけて戦います。
ぼくはぜろにみたない(2021)※シュシュシュの娘とワンプログラムで上映された13分の短編映画
まさに今のコロナ禍を描いた作品。この作品の脚本・監督・プロデューサーである外山文治氏は社会から少し取り残された現実に目を向けて、それをクローズアップし世に発信してくれる監督だなと感じています。監督の作品には「海辺の途中」という函館を舞台にしたものもあります。
THEATERS(2021)
「シネマコンプレックス」、「colorful」、「俺と映画と、ある女」、「銀幕エレジー」の四人の監督によるミニシアターがテーマのオムニバス映画です。どれもこれも、映画が好き・映画館が好き・映画に支えられてきた等の映画への思いが沢山詰まった作品たちでした。
作品上映後には来函されていたTHEATERSの監督や俳優陣の方々が舞台挨拶をされました。間近で舞台挨拶をみれる機会は函館ではなかなかないので、実際に作品に対する思い等を聞けて楽しかったです。
カゾクデッサン(2019) オフィシャルサイトはこちら。
もうこの作品は、タイトルが好きです。目には見えない心の繋がりの安心感て半端ないですね。あと、エンディングを担当した蓑田峻平氏。会場にて演奏をしてくれて、とても優しい歌声でした。監督が惚れ込んだということに納得です。
アジアの天使(2021)公式サイトはこちら。
函館港イルミナシオン映画祭2021のクロージングとして選ばれた作品です。何かと話題になる日本と韓国の関係。そんな不安定な関係の情報が飛び交う中、国を越えた交流を日本の有名俳優2人を主役に迎え温かく、ユーモアを交えて描いてくれています。
勝手に思い描いているものって沢山ありますよね。しかし、実際それは全く想像をはるかに超えた姿形をしているかもしれないですよ。そして、韓国へ行かれる際は以下の2点を覚えておけば良いそうです。
나는 맥주입니다, 제발.(メクチュ ジュセヨ) ビールください
사랑해요(サランヘヨ) 愛してる
携われた方々、今年も楽しい映画祭をありがとうございました。来年も、どんな作品が上映されるか楽しみにしています。
それでは。
Today’sメモ
- 気になる作品が沢山あるなら3日券がお得
- 新型コロナを考慮し、1作品ごとに会場の喚起や消毒を徹底している
- 監督や技術者、俳優陣の舞台挨拶等あり映画への思いを実際に聞くことができる
- 大きなスクリーンで映画をみれる
- 公民館は坂の上なので雪が積もった場合は足元注意
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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